三輪バイク


■三輪バイクはなぜヘルメットがいらいなのか?
それを答えるには、三輪バイクの登録と免許という二つの側面から説明する必要がある。
登録については道路運送車両法。
免許については道路交通法という根拠が違う二つの法律が絡んでくる。
まずは三輪バイクについて登録という側面、つまり道路運送車両法上の解釈から述べていきたいと思う。

道路運送車両法上、三輪バイクは排気量が250CC以下であれば、軽自動車のうちの側車付き軽二輪というカテゴリーに入ります。
(通常の二輪であれば、50CC〜125CCの二輪は原付となるが、道路運送車両法施行規則では「側車付きは除く」とあるため、三輪バイクは125CC以下でも軽二輪のカテゴリー)
もちろん構造上でも三輪バイクとなるのは
「車輪が車両中心線に対して左右対称の位置にある」
「同一線上の車軸における車輪の接地部中心の間隔が460mm未満であるもの」
などの構造上の条件も満たす必要がある。
これらの条件を満たした三輪バイクは、運輸局に軽二輪の届出をすることになる。
ではなぜ、軽二輪のカテゴリーなのに普通二輪の免許が必要ないのか。
なぜ、普通自動車の免許で運転できるのかが疑問点となってくる。

そこで今度は三輪バイクについての免許の面からみてみたいと思う。
道路交通法上は三輪バイクは「普通自動車」というカテゴリーに入り、普通自動車免許で運転可能となる。
平成20年10月に一部の三輪バイクに対し自動二輪車の保安基準を適用する旨の基準改正が公示されたことによって、このことが公布された。
なので、三輪バイクに乗用の際にヘルメットがいらないというのはこういうことだ。

ただし、安全のために三輪バイクに乗るときはヘルメットは着用した方がいいと思う。
また、今後おそらくヘルメットの着用は義務付けられることが予想される。

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