失業手当の計算

■失業手当の計算はどのように行うか
失業手当の計算は、まずその離職者の賃金日額を算定するところからはじまる。
離職の前、六ヵ月の賃金総額(賞与等は含まれない)×180分の1が賃金日額となる。
これには時間給であったり、出来高払いであったりした離職者は特例があり、上記とは違う計算方法が用いられるが、比べて高い方が採用されることとなる。

失業手当の計算でこの賃金日額を算定できたら、次は基本手当日額を算出する必要がある。
失業手当の計算は、この基本手当日額に規定日数を乗ずることになるからだ。
基本手当日額は、当該離職時の賃金と年齢によって変わってくる。

60歳未満
賃金日額が2050円以上4040円未満→ = 賃金日額 × 100分の80
4040円以上11680円以下で→ = 賃金日額 × 100分の80〜100分の50
11680円を超えると→ = 賃金日額 × 100分の50

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60歳以上65歳未満
賃金日額が2050円以上4040円未満→ = 賃金日額 × 100分の80
4040円以上10470円以下→ = 賃金日額 × 100分の80〜100分の45
10470円を超えると→ = 賃金日額 × 100分の45

上記の金額により失業手当の計算の基礎となる基本手当日額を算出する。
次にそれに被保険者期間と年齢と離職理由等によって決まっている日数を掛けて、失業手当は計算されることとなる。
ちなみに、この失業手当の計算は、年金が支給されていないことが前提で、厚生年金が支給される場合は、年金の方が支給がストップもしくは減額されることになる。

■失業手当の計算具体例
基本手当日額:3,000円
離職理由:特定受給者
年齢:38歳
被保険者期間(算定基礎期間):4年

3,000円×90日=270,000

という失業手当の計算となる。

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