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借用書の雛形

■借用書の雛形についての落とし穴
借用書の雛形は多く市販されているし、ネット上からダウンロードもできる。
しかし、借用書の雛形を使った契約書の作成は、落とし穴が存在する。
借用書の雛形だけで安心し、民法や商法(今は会社法)等を知らずに、書き込んでいってしまうのはとても危険だ。
僕もこれまで仕事柄、金銭借用書の雛形を使った契約書を見てきたが、なかなかどれも法的に穴だらけのものばかりだった。
もちろん借用書の雛形は使い方で十分に証拠となり、いざ訴訟となった際にとても役に立つものだ。
問題なのは借用書の雛形で安心し、何も知らないまま署名押印、もしくは金額の記載等をしてしまうことだ。
実際にあった金銭借用書の雛形でのトラブルだが、まず、誰から借りたのかが書かれていなかった。
そして次に、「5年後に返す」という感じで、とてもアバウトな返済期限だった。
借用書の雛形も民法や特定商取引法や会社法をしっかり頭に入れながら書かないといけない。
少なくとも、借用書の雛形を使う場合でも、誰と誰が、いくら、いつまで(きっちり日にちまで入れて)を特定する必要があるだろう。
民法一つとっても、金銭から物品、権利等の借用書の雛形があるので、それに適合したものを使いたい。

■借用書の雛形(サンプル)

金銭借用書

鈴木五郎を甲、田中太郎を乙とし、本日、甲乙間で下記金銭消費貸借契約を結んだ。

一、乙は甲に対し、金50万円を貸し付ける。

一、利息は定めない。

一、甲は平成○年○月より毎月末日限り、金2万円を乙指定の口座に振り込んで支払う。

以上を証するため本証書を2通作成し、甲乙各一通ずつ保管するものとする。

平成○年○月○日

(債務者)甲:氏名         印
       住所
(債権者)乙:氏名         印
       住所


借用書の雛形は簡単ではあるが大体上記のような感じである。
この金銭借用書の雛形に他には、物品のものもあるだろう。
また、借用書の雛形を考える上で、どの契約になるのかを考える必要がるだろう。
例えば有償なのか無償なのか、賃貸借なのか使用貸借なのか。
また借用書の雛形ではあまり目にしないが、担保のことも入れたものも存在するだろう。
もし使っている金銭借用書の雛形に担保の条項がなければ、書き足してもいいだろう。
あと借用書の雛形で知っておきたい法律として、利息制限法や金融業法も知っていたほうがいいと思う。

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