賞与 雇用保険料 計算 ボーナス
賞与と雇用保険

■賞与と雇用保険について
ここでは賞与と雇用保険について解説したいと思う。
雇用保険は賃金日額を算定し、そこから基本手当日額を算出するのだが、この賃金日額に賞与が含まれるかどうかが問題となる。
雇用保険上の賞与とは、3カ月を超える期間ごとに支払われるものを指す。
つまり一般的にはボーナスのことを指す。
通常、雇用保険では賃金日額は、離職前6カ月の総賃金を180で除して計算される。
しかし、この賃金総額には賞与は含まれない。
雇用保険は「生活の基盤を保障する目的」から、賞与は外れることになるからである。
よって、雇用保険の失業手当には、賞与の金額は加味されないこととなる。

もう少し賞与と雇用保険料の計算について説明する。
通常賃金日額は上記のような計算になるが、これには特例がある。
時給や日給で賃金を受け取っているものは、離職前6カ月の総賃金を同じく6ヶ月間の総労働日数で除し、100分の70を乗した計算がおこなわれる。
そして、原則の計算とこの特例の計算を比べてみて、高い方が採択されることとなる。
(もちろん、いずれにしても雇用保険法上、賞与は含まれない)

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税金関連は賞与はきっちり計算されるが、社会保険関連の給付である雇用保険については除かれることとなる。
税法と社会保険法では扱いが違うことに注意されたい。

○賞与とは
賞与とは、その会社やその他団体が独自に算定、支給するもので、通常は夏・冬に支給される。
年3回というところもある。
会社の経営状態や個々人の働き・業績に応じて支給されるものである。

○雇用保険とは
雇用保険とはセーフティネットの一つで、失業への給付、職業教育訓練、求職活動の支援等を目的とし。
雇用保険法を根拠として、機能している。

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