覚書 書式 ダウンロード 無料 word 標準 借用 領収書
覚書の書式

■覚書の書式をどう使うか
覚書の書式は最近ではネットからの無料ダウンロードが可能となっている。
PDFタイプの覚書の書式やwordタイプのものもあるようだが、気をつけたいことが何点かある。
例えば借用の覚書の書式だが、これは民法の金銭消費貸借契約のことをしっかり理解している必要がある。
民法の条文を踏まえない覚書の書式はとても危険で、証拠書面として機能しないことも十分考えられる。

このように無料やダウンロードで入手した覚書の書式にはワナが潜んでいることが多い。
覚書の書式について、これらのトラップを回避するためこれからポイントを書いていきたいと思う。

■覚書の書式と法律
覚書の書式と法律は前述のように関係があり、覚書と一言にいってもその種類は契約の数だけある。
賃貸借契約の覚書の書式もあれば、準消費貸借契約のそれもあり、委任契約のそれもあるだろう。
この13種類の民法に定型されたものを元にした覚書の書式もあれば、それ以外の特約も存在する。
覚書の書式は諾性契約か要物契約や、片務契約か双務契約か等で全然書き方が違ってくる。
しっかり法律の本質を理解した上で覚書の書式を使いこなす必要がある。

■覚書の書式と要件・事実認定
法律行為はいざ裁判となることがあるが、覚書の書式を使ったものが証拠として発揮されることとなる。
その際に覚書の書式の内容について要件・事実認定がされることとなるが、これも考慮して書く必要がある。
この要件・事実認定が覚書の書式を使って書く際にかなり重要となってくるのだ。
これにより覚書の書式が直接証拠となるのか間接証拠となるか、最悪証拠とならないことも考えられる。
覚書の書式はいざという時の証拠となる根拠としては、民事訴訟法の「書証」のところに規定されている。

法律を加味し、民事訴訟上のことも加味して覚書の書式を書く必要があるので、個々に注意が必要だ。

スポンサードリンク


■覚書の書式で最低限必要なこと
覚書の書式で最低限必要なことを書きたいと思う。
覚書の書式では、作成した日付、当事者の明記、タイトル、内容、当事者の署名押印、最低これらは明記しておきたい。
無料ダウンロードの覚書の書式はこれらが欠けていることがしばしばあるが、それは当然にことだ。
無料ダウンロードの覚書の書式はそれぞれ各案件に沿って作られたものではなく、広く誰でも使えるようにしてある。
その為、その覚書の書式はまったく法律のことは加味していないので、自分で最適なものに改造する必要がある。

■覚書の書式のサンプル

覚書

□□□□殿へ
私○○○○は□□□□から本日、金50,000円を借り受けました。
下記の通り返済したします。
一、毎月末日限り金5,000円を□□□□指定の口座に振り込んで支払う。
一、利息は定めない。
以上

平成○○年○月○日

氏名 ○○○○ 印
住所 

※【解説】
覚書の書式は誰から誰へ、内容、日付、署名、記名押印を忘れずに。


スポンサードリンク



順位は?
目次へ