産業医の仕事とは

■産業医の仕事について労働安全衛生法の観点から
産業医の仕事とは、労働者の健康管理等を行うことだ。
なので、健康管理等に必要な医学に関する知識を備えた者でなければならない。
産業医の仕事は次のいずれかの要件を備えた者でなければできない。
@厚生労働大臣の指定する法人が行う研修を修了した者
A産業医科大学等で厚生労働大臣の指定する課程を修め、卒業し、その大学の実習を履行した者
B試験区分が保健衛生である労働衛生コンサルタント試験に合格した者
C大学における労働衛生に関する科目を担当する教授、准教授または常勤講師であった者
Dその他厚生労働大臣が定める者

産業医の仕事は医師としての立場で、労働者の健康保持に関する措置を行うことになる。
産業医の仕事の例としては、
@健康診断および面接指導、これらに基づく健康保持の措置
A作業管理の維持管理
B作業管理
Cその他労働者の健康についての管理
D健康教育・健康相談その他健康の保持増進についての措置
E衛生についての教育
F健康障害が発生した場合の調査、再発防止の措置

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@〜Fについて、産業医は仕事として総括安全衛生管理者に対し、勧告、
そして衛生管理者に対し指導、助言をすることができる。

なお、事業主はこれらの仕事を産業医が行えるように必要な権限を付与しなければならない。
産業医は仕事として、労働者の健康保持の必要性があると認める場合は事業主に勧告することができる。

そして、少なくとも毎月一回、作業場等を実際に見て、健康阻害の防止措置をすることも産業医の仕事となる。

産業医の仕事は高度な専門知識が必要であり、労働者の健康を守るという重要な位置づけがされているのである。

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