御社と貴社の違い。

■御社と貴社の使い方の違いについて
一般的にはしゃべり言葉で使われるのが御社。
書き言葉で使われるのが御社である。
これが大きな違いであろう。

どんなビジネス文書を読んでも、貴社が使われることがほとんどであり、御社は結構少ない。
読み方も「きしゃ」であり、話し言葉で使われると聞き取りづらいし、記者等に間違われることもあるのも、使われ方の違いの理由だろう。
御社は話しやすく、他の日本語と間違われることもない。

「御社がお取り扱いの商品○○○を、100個ほど私どもの方に卸していただければ助かります。」
大体話し言葉で使うときはこんな感じであろう。

『貴社ますますご清栄のことと喜び申しあげます。(以下省略)』
大体手紙ではこんな感じで始まるであろう。

しかし、この二つの日本語、「御社」と「貴社」に意味の違いはなく、仮に話し言葉で貴社の方を使ったとしても間違いではない。
また逆に書き言葉で「御社」を使っても間違いではない。

時と場合を考えたうえで、御社と貴社の違いを考慮し、最適な方を選んでみるとよいのではないだろうか?



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