出向契約書の雛形

下記に出向契約書の雛形を掲載する。
なお、下記のものは、在籍型の出向契約書の雛形であり、移籍型のものは別途考案する必要がある。

※各個別のケースに合わせて文面は書かなければならない。
あくまでも下記は出向契約書の雛形であり、労働基準法等の法令に基づいた書き方が必要となる。

労働法のスペシャリストは社会保険労務士なので、彼らに作成をお願いしてもよいだろう。

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↓出向契約書の雛形↓

出向契約書

泥水株式会社(以下「甲」。)と、山田山男(以下「乙」。)は、次のとおり契約を締結した。

第1条
乙は雲散合同会社(以下「丙」。)に出向し、次の場所・業務内容において、丙の為にその指揮監督に従い、業務を行う。

@就業場所:丙の本社内 経理部経理課
A業務内容:経理 
ただし、丙の指示命令に従い配置転換に応ずるものとする。

第2条
乙の出向期間は平成39年9月1日から平成41年8月31日までとする。
二、前項の出向期間は、五年を超えない範囲で延長することができるものとする。

第3条
甲は、第2条の出向期間中、乙を休職扱いとして、乙は丙の指揮監督に服したうえで、丙から賃金を受ける。

第4条
乙は、第2条の出向期間中の賃金・休憩時間・休暇その他労働条件については、丙が従業員に対し定めている基準に従って勤務する。
ただし、乙が甲における勤務時より不利な条件であるものは、甲の労使協定に規定するところにより、甲がこれを補償する。

第5条
乙は、甲から復職を命じられた時は、出向期間途中であってもこれに応じるものとする。

以上、本契約成立の証として、本書2通を作成し、署名捺印のうえ、甲・乙各1通ずつ保管する。

平成39年7月5日

※所在地の記載
(甲)泥水株式会社
  代表取締役 泥水 すす郎 社印

※住所地の記載
(乙)山田 山男 印


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■出向契約書の雛形のポイント

・誰と誰がを明確に
・就業場所・業務内容も明確に
・就業規則・労使協定等の条件に反しないように
・在籍型の出向契約書か、移籍型の出向契約書かで、雛形を改良する
・出向期間、出向中の身分も明確にしておく

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