契約書の数字はどう書けばいいか?

■契約書の数字の解説の前に・・・
契約書の数字はどう書けばいいか悩むところである。
しかし、その前に、法律の原則に「契約自由の原則」というものがある。
これは簡単にいえば「人はどんな契約をしても、公序良俗に反しない限り、自由だ」ということだ。
これを踏まえて言えば、契約書の数字はどんなものでもよく、英数字でも、漢数字でも構わないということだ。
そもそも契約書というのは、証拠書面とするために残すものであり、数字もきっちり書かれていれば、それは証拠となる。

つまり、結論としては契約書の数字というのはどんな文字でも構わないということだ。

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■気をつけるべき契約書の数字の書き方
しかし、契約書の数字の書き方はやはり時と場合によって記をつけるべきであろう。

例えば下の数字は同じ意味である。

金200万円

\2,000,000円

金弐百萬円

しかし、契約書に数字を書く場合は「金弐百萬円」の方がいいだろう。
金額を書くならなおさらだ。

なぜなら、前述した通り、書面というのは証拠書類である。
その確実性を保つために、偽造できないように「金弐百萬円」と書いたほうがいいのである。
これが私文書ならなおさらだ。
ただ公正証書とするならば、その証拠力はとても高くなるので、契約書の数字はどんなものでもいいだろう。

契約書の数字の書き方の他に、証拠力の保全措置として、止め印がある。

例えば
金2,000,000円
のすぐあとに空白がある場合、0を付け足されないように印鑑を押すのである。
これにより、そのあとの空白はないという意味があるからだ。


契約書は大事な証拠となるものだから、その数字の書き方一つにとっても気をつけるべきであろう。

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