贈与契約書 3つのポイントと雛形

■贈与契約書の作成の前に・・・
種類の作成の前に、贈与契約を法的に知っておく必要がある。
贈与契約は、諾成(受贈者と贈与者がお互い合意だけで成立すること)、片務(贈与者だけに負担があること)の契約だ。
これらを盛り込んだ上で贈与契約書は作成しなければならない。
負担付きの場合は、その条件も盛り込んだ贈与契約書の作成となるだろう。

特に、贈与契約書は諾成契約であるので、現金や物品等の現物は必要なく、当事者が
「上げます」
「もらいます」
という両者間の意思の合致があったことを書かないと、トラブルのもとになる。
それを盛り込んだ贈与契約書の雛形が下記のものだ。
(もちろん、各個人でケースが違うと思うので、内容については各検討してください。)

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なお、贈与契約も種類があって、定期贈与。負担付き贈与、死因贈与等がある。
それらにあわせて贈与契約書は作成すべきだ。

■贈与契約書の雛形

贈与契約書

贈与者○○(以下「甲」)と受贈者○○(以下「乙」)は下記の通り贈与契約を締結する。

第1条
甲は乙に対して、平成○年○月○日に金五拾萬円を贈与するものとし、乙はこれを承諾した。
なお、贈与の方法は乙指定の下記口座に振り込んで支払うものとする。
金融機関名
口座種類
口座番号
口座名義人

第2条
甲および乙は、本書面記載の内容の他、相互に債権債務が無いことを確認した。

第3条
付言として、甲のずっと仲良くしてほしいと考えている旨を乙は確認した。

平成○年○月○日


(甲)住所地
   氏名          印


(乙)住所地
   氏名          印

贈与契約書のポイントとしては、日付、当事者の表示、贈与対象、契約を締結した旨。
これらは最低限押さえておきたい。
死因贈与契約は、死因によって贈与が発生する旨の記載をできるだけ詳細に書くべきだ。

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