離婚届受理証明書
■離婚届受理証明書とは 離婚届受理証明書とは、離婚届を提出(届出)し、受理された際に、戸籍係の方で、 「確かに受理しました。」ということを証明するための公文書である。 公文書であるので、当然に証明力がとても高い。 本来、離婚届は提出し、「受理」された時点で、離婚は成立するわけである。 (協議離婚の場合) ただ、離婚届が届出されてからそのことが戸籍謄本に反映されるまで、 事務手続きの面から、早い所で1日。 大抵は3〜4日かかり、遅いケースだと1週間程度かかる。 その為、離婚届受理証明書というものが用意されているわけだ。 というのも、この離婚届受理証明書が必要となってくる場面があるからだ。 実際にあったのが、月末に締め切りの 母子家庭への何らかの補助金の申請があった。 しかし、離婚届が届出されたのがその月の末日であり、 戸籍謄本が取得できるのが、その月をまたいだ日だった。 そこで、その方は、離婚届受理証明書を、その補助金の添付書類として提出し、 無事その申請が通ることとなった。 この離婚届受理証明書の末尾には、市区町村長の記名があり、職印が押されている。 結果、公の証明書として発行されるものであるから、 そういった申請の添付書類として提出された場合、受け付けなければならないということだ。 また、他にもこの離婚届受理証明書が必要となってくるケースも多いであろう。 例えば急に何かしらの公正証書を作る必要がでてきたとき。 例えば相続登記の際、法務局へ提出する場合など。 どのケースでも言えるのだが、この離婚届受理証明書が必要な場面というのは、 何かしら急な手続きを要求された時だと考える。 この離婚届受理証明書は役所の戸籍窓口に届出をした際、「下さい。」と一言言えば出してくれる。 ■離婚届受理証明書の記載内容 各市区町村によって、多少の違いがあるかも知れないが、 法定されている記載内容は下記の通りである。 ・何の受理証明書か ・夫・妻それぞれの戸籍又は国籍の表示 ・夫・妻それぞれの氏名・生年月日 ・証人2人の氏名 ・いつ届け出が受理されたか ・証明された年月日 ・市区町村長名とその職印 具体的な離婚届受理証明書の使いどころだが、様々考えられる。 遺言の作成であったり、相続登記の際の添付書類であったり。 その他、何かしらの手続きの際に使うこともあるかもしれない。 そう言った場面が出てきたとき、 この離婚届受理証明書のことを覚えておくと便利であろう。 参考:離婚に伴う住民票移動について ■離婚届受理証明書の郵送での取り寄せ 離婚届受理証明書は、大体の自治体の役所では戸籍謄本と同じように 郵送で取り寄せることができます。 ・離婚届の届出年月日 ・当事者の氏名、本籍 ・必要通数 ・請求した者の住所、氏名(自署)、押印、生年月日、電話番号 ・請求した者と当事者の関係 ・受理証明書の使用目的 ・返信用封筒 ・返信用切手 ・手数料分の定額小為替(郵便局で購入できます。) ・免許証のコピーなど、本人確認のためのコピー 上記を紙に書いたうえ、役所に送ると、郵送で取り寄せることができます。 なお、詳細については各役所で取扱いが違うため、事前に問い合わせてください。 参考:千葉市役所HP |
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